家計のムダを見つける

家計のムダを見つける

家計を節約するには、家計のムダを見つけて取り除けばよいのです。
ところで、家計のムダとはいったに何を指すのでしょう。
ムダの定義とはいったい何なのでしょうか。

ムダとは、あるべき姿と問題のある姿を比べたギャップのことをいいます。

あるべき姿とは、節約後にこうなったらいいなと思う理想の生活のことです。
問題のある姿とは、節約前の生活のことです。つまり今現在の生活のことです。

比べるのは家計の収支ですが、特に出ていく額の比較が大事です。
家計の収支を記録するために、家計簿のような記録が必要になるわけです。

あるべき姿、節約の目標金額はどうやって決めるか

あるべき姿、理想の生活の姿はどうやって決めたらよいのでしょう。

節約する額をあまり大きく設定してしまうと、達成できず失敗します。
かといって目標額が小さいと、達成しても節約している実感がわきません。

ちょうど良い節約の目標額は、節約可能な額よりちょっとだけ大きな額です。
現状の生活を見直して、ある程度根拠のある額を設定しましょう。

理想の姿が見つけられない方は、総務省統計局のホームページを覗いてみてください。
このサイトの「家計調査」のページを見ると、家計収支の情報が見られます。
この情報から、現状の生活の収支と比べて違いを見つけるのもひとつの手です。

節約はできることからはじめよう

節約する目標額を決めたら、できることから手をつけてください。

簡単にはじめられるものは、節約の効果が小さいものが多いです。
例えば、スイッチ類をこまめにOFFにしたり、まとめ買いしたり、などです。
節約効果は小さいですが、続けることで効果が上がってきます。

一方、保険など固定費の見直しは節約効果は大きいですが、慎重に見直す必要があります。
保険料は安くなっても、いざというときに必要な保障が受けられないのでは本末転倒です。
じっくり時間をかけて見直してください。